猫の習性
今日も穏やかな一日でした。お散歩日和な日が続きます。今日は、猫の習性について書きたいと思います。
1.捕食動物である
犬と同じで、捕食動物です。獲物を探し、追いかけ、狙いを定め、飛びつき、捕獲し、息の根を止め、引き裂き、食べる、という一連の行動が猫の本能の中
に組み込まれています。そのため猫も動くものには敏感に反応し、逃げるものを追いかける習性があります。猫の鋭い爪や犬歯は、獲物を殺すための武器で
あることを忘れてはいけません。
2.単独で行動する
犬と違い、本来、群れを形成せずに単独生活をする動物です。捕食行動をする本能を持っているものの、犬のように群れの仲間たちと協力して獲物を捕獲し
分配するのではなく、1頭だけで食べます。しかし、現在人間と生活している猫たちは、一緒に暮らすメリットのある場合はグループで生活することもあり
ます。自分の血縁や仲間として信頼できる動物とは仲良くできます。
3.縄張り意識が強い
単独生活をするということは、生きていくために必要なものを自分で確保し、自分の身を守らないといけません。猫は自分が安心して飲食や排泄、休息がで
きて、いざという時に隠れることができる縄張りを大切に思っています。猫もマーキングをします。マーキング行動は、顔や身体から分泌されるフェロモン
をこすりつけるものや、自分の尿や糞便のにおいをつけるものがあります。
4.きれい好きである
猫は汚れや埃を落とし被毛を清潔に保つために、よく自分の身体を舐めます。猫は犬に比べてあまりにおいがしません。清潔なトイレを好み、排泄物には丁
寧に砂をかぶせて隠します。これらは猫が単独で生活するために欠かせないものです。糞尿で汚れていたり、他の猫の排泄物のにおいが残っていたりするト
イレは、猫にとって深いです。ちょっとでも不快なにおいがすると、排泄を我慢してしまう傾向にあります。
5.コミュニケーション方法が地味である
群れの仲間同士で直接的にコミュニケーションをとるのが少ないので、身体や顔、そして声を使ったコミュニケーションの方法が、犬に比べて少ないです。
人は猫の地味な表現や匂いによるコミュニケーションを正しく理解することができないことが多く、猫の気持ちを理解したり、擬人化したりして考えてしま
いがちです。
6.上下運動ができる
犬と違い、猫は高い所に上がることができます。猫の狩は待ち伏せ型が多いのですが、高い所の方が獲物を見つけやすく、相手からも気づかれないため、狩
にとってコプ都合だからです。また、外敵から攻撃される危険が少ないので、安心して休める所にもなります。上がったり下りたりという運動は猫に大切な
ことですから、完全室内飼いの場合は、上下運動ができる場所を作ってあげる必要があります。キャットタワーなんかがそうですね。
猫と犬の違いを考えながら、対応することが大切です。
「(株)カラーズ・エデュケーションペットフーディスト養成講座テキスト引用」
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